「日本林道一筆書き」高知県 編
雄大な自然に龍馬の足跡残る高知
緑深い開放的な山容と清流を堪能
今回は高知県、四国のライダー5名と土佐町の早明浦ダム近くで合流し「竜王林道」をスタート。
新緑の森はセラピーロードのように癒され、やがて緑に輝く山々を展望! 続く「奥白髪林道」へ。合わせ
て約18㎞のダートを快走すると、やはり素晴らしい景色の林道を経由して「林道寒風大座礼線」へ。残念ながら東側はゲート設置で西側のみ
を記録。この林道の最高標高は約1250m。平家の落人伝説がある平家平や冠山など山並みが絶景で、ドーンと伸びる18㎞のダートも最高
でした!
ここからいの町へ南下し、ビバーク地の「農村交流施設・森の巣箱」へ着く頃にはバイクのライトだけが灯るミステリー走行に。
翌日は荷物をバイクに積み7時スタートで檮原町に向かう。まずは「林道神在居佐渡線」。この林道は眩しい緑のトンネルを抜けると山並み
を眺望! 途中で明るい杉の林間を貫く林道を抜け、坪野田地区まで来ると、仲間たちが走る姿を見下ろす絵葉書のようだった約5.7㎞の林道
を走りました。文化庁選定の「歴史の道百選」にある、龍馬が脱藩した韮ヶ峠を越えると、ラストは四国カルスト西側の爽やかな林道2本を記
録し高知エリアを終了。山容や清流など、四国山地ならではの風景を存分に楽しめました!
SSER主催のTBIに遭遇。私がTBIに参戦した年はダート約500㎞を含む2000㎞を駆け抜けました。
それほど四国には豊かな自然が満ち溢れ、旅人の心に残る林道表情を見せてくれます☆
檮原町周辺は難易度の低い5本の林道を走りました。眩しい新緑に、ときおり眺める山並みが美しかったです! 標高1000m弱の林道からは、森林が町面積の90%ほどを占めるだけあって、山々に囲まれた山間に町並みを遠望
私が大好きな「林道寒風大座礼線」。魅力は約30kmのダートと、2000m弱の笹ヶ峰や平家平などの中腹を走る尾根道からの展望。冠山や瓶ケ森や石鎚山系……の山峰を堪能! そして右の写真は、町からわずかの移動で展開する林道。さすが林道宝庫の高知県。羨ましい~
廃校舎をリニューアルした「農村交流施設・森の巣箱」は、教室を客室に改築。
宿泊の夕食は高知グルメのカツオのたたきでした!
■津野町貝ノ川床鍋392-2
0889-40-1703
清流四万十川の源流域にある「雲の上の温泉」。温泉は美肌効果が期待される成分を多く含み肌もスベスベ
■梼原町太郎川3763-2。10~22時(火曜は17時~)。大人500円
0889-65-1126
一級河川の中でも日本一高い水質を誇る仁淀川。透き通るような流れに、仁淀ブルーと称される青く輝く水。いの町では、沈下橋から豊かな水をたたえた山景色に出会えました!
四国森林管理局の林道交通安全の旗。四国以外の地域でも見かけます。私も含めて今一度、森や自然を大切に、林道での安全運転心得と通行時のマナーについて考えたいですね
ナビゲーターは、この人
松下時子さん
林道ツーリングを通してバイクの楽しさをより多くの方に知っていただけるように日々活動。10代で日本の林道を探訪しながら日本一周走破。2006年に2度目の日本林道ツーリングを果たす。モンゴルや海外オフロードツーリングの経験も豊富。著書に『林道ツーリングガイドブック』(実業之日本社)など
HP:http://offtime.net/
facebook:https://www.facebook.com/tokiko.matsushita.1
お知らせ
7/6(土)~7(日)開催のいろんなアウトドアスポーツを体験できる「トランポパーク2019」。私も林道ツーリングを開催します。未経験者大歓迎! キャンプに車中泊、遊んで楽しい2日間にしましょう♪
http://sstr.jp/
Caution!
林道は林野作業や地域の方の生活道路なので無理は禁物。
四輪駆動車やハイカー、マウンテンバイクなども林道を使用するので常に気をつけて楽しみましょう
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